一人朝市である。
朝市のイメージというと、多くの人が集まって
ホゲホゲと湯気を立てたラーメンをすすりながら一緒に鼻水まですすっている
「それが朝市だ!」と言う固定観念を持った人が多い
そういう朝市の固定観念を打破すべく

一人で立ち向かった(ビフォーアフター風)

4月の初めである。「桜が咲いた。チューリップはまだかいな?」
と言うような情報が、あちこちを乱れ飛んでいるなか
一張羅のダウンのジャンパーを引っかけて出かけた

行く先は浄土真宗大谷派の大伽藍「川柳寺」である
多くの修行僧達が寝静まっているなか、そっと大きな扉を開けて静かに品物を並べ始めた

朝、人っ子独り通らない
当たり前だ平日の朝、6時過ぎである
副住職は、腹のでかくなった嫁のために米を研ぎ始めた頃だろうか?
独身女史公務員は、腹をかきむしりながら口を開けて寝ている頃だ
デモハム屋は、終わらない仕事の夢を見始めたころだろう

そんな時間に歩いて居る人がいる訳がない
ようやく7時過ぎに人が出始めてきた
しかし、その人の流れは反対側の道路を流れていく
何故だ?
こちらに、胡散臭い大男が前夜の酒臭い息をしながら睨んでいるからだろうか?

沈思黙考!

わかった。太陽の光がそちら側だけを照らしているのだ
どうりで寒いと思った
そこへ坊守さんが、珈琲を淹れたポットを…
なんと観音様か!阿弥陀様か!盧舎那仏か!
マリア様か?ダイアナ妃のような坊守さまだ
おおぜいの修行僧達の世話をしながら、小生まで…

ありがたや!ありがたや!

そして朝市の挑戦は終わった(早く終わるな!)

反省
平日の朝は、客がこない(当たり前だ、宣伝をしていないのだから…)
暖かい場所を取っておかないと、熱燗が欲しくなる(我慢にも限界がある)
朝は利尿剤を飲んでこない。(4回もトイレを借りた)
もっと荷物を詰めるように車を改造する費用を稼ぐ(おもったより詰めない)
値段が…値段が…分からない商品は並べない(客に値段を聞かれてうろうろする)
売れない商品を並べない。売れる商品だけを…(わかったら手間はいらない)

と次回につながる数多くの反省点がみつかった。

次回は日曜の朝、挑戦してみよう