ひさしぶりに弁当を売りに出かけた
紫波のオガールだ。
オガールというのは、たぶん、「おがる(成長をする)」から名付けたのだと想うが
最近、そんな方言から名前をとったものが多い

その走りが「アルケッチャーノ」だろう
山形鶴岡のイタリアンレストラン「アルケッチャーノ」は「有ったじゃないか?」から取ったと聞いた
そのアルケッチャーノの奥田シェフと在来種を守っている農家の映画を上映する会で弁当を販売した

話は、鶴岡付近の在来種の栽培とそれを如何に料理に活かすか?と言う話だった


"温海かぶ"というのは有名な在来種の野菜だ。
なんでも焼き畑で作られると聞いた
しかし映像を見てびっくり、こんな急斜面で作られているのだ

またこの焼き畑の技は、すごい
火を付けるまえの段取り
火を付けてから終息するまでの炎の導き方
岩泉で二人ほど焼き畑をやっているやつを知っているが、ここまで技を習熟しているのだろうか?


基本的に温海かぶのような在来種は、市場流通しない
だいたいに箱に収まらない
量販店の棚に並ぶ規格にはできない
今の現代人に味が合わない等々

だけど一部の人には垂涎の野菜である
なぜなら懐かしいのである
また、その土地におがる必然性があるのである

農業は、種を蒔いて成育を管理して、収獲する、そして種を採る。そして種を蒔く
と言う循環の技だった。
そのうちに地域の気候や土壌に会うように変化していく。
だから青菜と呼ばれる、すこしづつ風土にあわせて形状が違う地野菜が、さまざまな名前を付けられ栽培されているのである
芭蕉菜・山形菜・野沢菜など、かぶ類(岩手では暮坪かぶ、矢越かぶ、安家地大根等々)

いま作られているモノ(野菜に限らず)は、如何に原価を安くするか?で考えられている
要するに人件費である
ところが農業は風土に根ざした仕事である
安い人件費でも作れない土地もある
ジャー安い人件費で作られるモノだけを食べていけば…と考える馬鹿な人もいるだろう
ところが人の身体は、さまざまな栄養分を取り込まないと維持できない
人は人間でありながら、人間の都合で生きられないのだ
その風土、土地や気候にあったモノを食べて身体を作っているのである
TPP賛成の人は、その辺を分かっていない

食はローカリズムであってグローバリズムではないのだ