雨水 草木萌動(くさきもえいずる)」

 

 二月二十八日、三月一日と暖かい朝が、続きました。
朝、風除室をあけると、頬をなでる空気が優しくなっておりました。
ようやく暦だけでなく、春の訪れが感じられる頃となり、心も弾みます。
 三月の岩手の旬の野菜と言うと、なにもありません
ハウスの中に秋に播いた菠薐草「ほうれんそう」も取り切ってしまい。
土に埋めた大根も掘り起こしてしまいました。
ハウスは、陽が当たると、アッという間に急激に温度が上がります。
土の中に活けた大根も一度掘り起こすと、ときおりの暖かい空気で腐ってしまいます。
自然冷蔵で保存をしていたものがダメになり、種を蒔くには早すぎる。種まきは、地温が十五度を超えないと、芽が動きません
それどころか、長い期間土の中で過湿状態が続くと種が腐ってしまいます。
暦の上では「草木萌動」ですが、岩手の場合はもう少しかかるようです。
 佐賀県の黒木農園から「れんこん」を取り寄せました。
れんこんの一番の産地は、茨城県です。れんこんは泥田で栽培されます。
どうしても周辺の水が流れ込み、水だけでなく放射能も流れ込んで来ます
茨城産の出荷されているレンコンは基準値以下ですが、
それでも不安を感じる、子どもに食べさせるのは…という人のために
佐賀県黒木農園から取り寄せ致しました。黒木農園も積極的に応援してくれております

れんこんは、ビタミンCが豊富で、みかんの1.2倍に相当する量が含まれております。
ビタミンCは本来熱に弱いとされていますが、
れんこんはデンプン質主体のため加熱しても分解されにくく、風邪を予防し、肌・皮膚の老化を防ぎ美容に役立つ栄養素です。

また茨城産の基準値以内のれんこんも、店頭に並べます
同じ東日本で汚染した仲間を支え合うためにも、大人は食べて応援をしようではありませんか?

待ちに待った春は、もう少しです。
下着を一枚一枚脱ぎすて、草木よりも先に身体が動きそうです。 

   平成二十五年三月一日 盛岡市三ツ割鉢の皮三六二三 
               八百よろず屋 ちいさな野菜畑

石割桜


こんどから七十二候のころに、お店でお便りを出す予定です

まず最初は「草木萌動」です