クレームがついた
当店の売りは羽釜炊きの御飯である

 

ご飯がおいしくない。
羽釜で炊くなら、水加減を考えて欲しい。
お金を取るならば、もう少し研究しなさい。
味の確認をしているのですか?炊きたてだくでなく、時間をおいて消費者が食べる時間に同じように食べているのか?

というクレームである
一大事である。
売り物の御飯が美味しくないという

いままであちこちで外食をしてきた
本当の美味しいという御飯にあたらなかった
まして、こめ処と言われる宮城や秋田でも…
岩手は、こめ処として名前は売れていないが、美味しいと言われる米は多い
そんな岩手で食堂をするのなら、やはり御飯を売り物にしたい
と考えてはじめた

やはり御飯は羽釜であろう
電気釜のコマーシャルは「羽釜炊きの美味しさ」と一様に宣伝している
とりあえず某専立寺から、黙って借りてきて…(もう忘れているかも知れない)
炊いて見た
なんと3升炊きで「いっしょうごんごう」しか美味しく炊けない。
誇大表示とは、このことか?
いや炊こうと思えば炊けるのかも知れないが…
「美味しく」というのがミソである(味噌は豆蔵(まめみそ)に限る)

やはり一気に!ど〜んと!という発想がいけない
なんでも大量生産・大量消費は、病気のもと、肥満をうむ。
やはり少量多品種の多様な世界がローカリズムである(?)

 

そんな道具の選択から、米の選択、精米の選択、炊飯手順の選択、掃除洗濯まで思考に思考を重ねて究極の炊飯技術を確立した
それなのに「美味しくない」と言われた

そういえば、自己満足だけで美味しいと思っているだけで、客は何も言っていないんじゃないか?
という左ト全(?)的な素朴な疑問が湧いてきた。

 

魔子様に聞いてみた
「客に御飯が美味しいと言われたこと、あるかぽね!」

魔子さまは
「家族で食べていかれて
…ちょうっと柔らかすぎるわね…と思っていたら
いつも食べない息子が何杯もお代わりをした
ひょっとして、自分達のごはんは固すぎたのかしら…
という家族連れのお客様がいたけど…」

 

お客様は千差万別である
そして、お客様は神様である

基本は反省と感謝である