電力会社の制服だろうか?
一人の男が店に入ってきた。

「あのぉ〜、電力計のモーター交換のために停電になるのですが…」
「でっ?いつ?」
「月末の日に…いつが良いですか?」
「何時間ぐらい止まるのだ?」
「いえほんの10分ほど…」
「じゃ〜客の少ない昼過ぎがいいな」
「はい、分かりました」
「朝は何時からですか…」
「7時から作業しているが…」
「その頃でも良いですよ」

最初から言え!
営業しているところへ入ってきて
”営業の妨げにならないようにしますから…
営業時間外は何時が都合が良いですか…”
と最初に言うのが筋だろう
なんか回りくどい会話だ

原発再稼働反対デモに参加しているから意地悪しているのだろうか?

てっきり電柱の上の大きな計器を変えるのかと思ったら
外側の壁に張り付いている電力メーターを一人で交換していった
わずか5分。

考えて見れば、この電力メーターは、店を新築してから10年使っているのだ
そして次回の交換時期は平成34年だと書いてある
店も残っているかどうかわからん
まして自分も、電気もいらない真っ暗な墓の下で、眠っているかも知れない話だ