小学校のそばを通った
ひくい鉄棒のそばに、それは有った

「ずいぶん低いデッキチェアーだな〜」と思ったら

脳裏の…頭の底から…記憶がよみがえってきた
あっ!これがあれば…

そうなのである
小学校の時に転校してきた
転校してきた小学校では。担任が体育の先生だった
と言う…小学校だから先生は、なんでもやるのだろうが…
たぶん体育が専門の小学校の先生というのが当時いたのか?

怖い先生だった
セルロイドの下敷きを立てて頭をたたいた
だからというわけではないが、クラスメートは体育が得意なクラスだった
そこへ転校してきたのだが…当時は体育は苦手だった

なんと言っても、鉄棒である
なんと言っても、逆上がりである
何回やっても、できない
当時は鉄棒にぶら下がって、ハム屋の冷蔵庫のような状態である
みんなの前で、それも好きな女の子の前で
当時は(も?)腕力がなく、懸垂も一回ぐらいしかできなくて
鉄棒の時間は。恥ばかりかいていた
 そして学期末の試験
あきらめと情けなさで迎えた自分の番
力が抜けたせいか?
なんと一回で出来たのである

級友の「オォ〜」という歓声が忘れられない
怖い先生の「やればできるじゃないか」という声

本番に強いという神話がここで生まれた瞬間だ!

そうなのである
この補助具があれば、あんなに恥をかかなくて済んだのに…

後日談:そのご逆上がりは出来た事がない(泣)