友人が、薬の副作用で坊主になった。
もう一人の坊主の友人は、入院をした。
坊主と病気と友人は、病院と密接な三角関係(?)にある。

そんな坊主を見舞いに行った。
病院の廊下をスキップして病室に入ったら、自然と笑みがこぼれた

いぜん坊主に「食道癌だ!」と打ち明けたら
「余命は何ヶ月だ!」と嬉しそうに言ったお返しだ。

ベッドのそばでスキップは止めたが、表情は直らなかったようだ
付き添いの坊守さんが
「嬉しそうに…」と笑った。
お寺も、売上計画があるので大変なのだろう(?)

しかし、ベッドが八割方埋まっていた患者が、いつの間にか少なくなっている
「坊主が、引導を渡したのか?」

 坊主が霊安室のある地下に行ったら
「知り合いの葬儀屋がいた」
「住職、何をしているのですか?」と聞かれたという
「営業だ!檀家募集の…」と病院のパジャマ姿で言ったと言う

病名は「たんせき」だという
「降参」というあだ名をもつ先輩は。「たんせきなんか、病気じゃないよ」
「たんのうを取れば酒量が増えるよ」
そうだろう。痰や咳は、小生でもいつもである。
痰や脳を取れば良いのか?
しかし、酒が呑めない坊主は呑めるようになるのであろうか?

手術は、「今日だ」と言う
「時間は決まっていない」と言う
手術室が空いた時間に…
医者が空いた時間に…
全身麻酔で、こちゃこちゃやって病室に戻って来ると言う
出て行ったベッドに、また戻って来ると言う

以前,心臓の手術の時は、出て行ったベッドに戻ることは無かった
万が一のときに、同室の患者に気がつかれないように…だろうか?
そんな経験を教えてあげた
戻ってきませんよ。同じベッドには…
違うベッドで,地下から出てくるはずです
「”私物は置いていて良い”と言った」
「安心させて本人が手術室に入ったら、付き添いの人に言うのです。
”私物を全部もって地下で待っているように…”

帰りの夜桜が、綺麗だ。