朝、目が醒めると、最初にストーブを点ける
ストーブを点けながら、
前の晩にセッティングしていたコーヒーメーカーのスイッチを入れる
コーヒーが出来る間に、牛乳を湧かす

ミルクパンに入れるのは、”山地”の牛乳である。「さんち」と呼ぶ人がいるが「やまち」である。

 

 
要するに牛は、草を食べて乳を出す動物である。それを食糧難で食べられない人が一杯いるのに
効率だけで穀物をたべさせて大量に乳を出す酪農は、良いのか?
牛を、山へ放して草を食べさせて乳を搾るべきだ!
と言うのが山地酪農という方式である。
現在こんな酪農をやっているのが日本ではかぞえるほどしかいない
ほとんどが舎飼いで輸入穀物を食べさせている。
 
大体が効率が悪い。
草を食べさせると牛1頭で年間3000〜4000kgしか絞れない
穀物を食べさせると8000〜10000kg絞れる
そりゃ〜金儲けをやるのなら穀物を食べさせるだろう
 
しかし、それで良いのか?
牛は、単なる乳を出す機械か?
穀物を食べさせた牛は、廃牛になったときに食用にならないという
穀物を食べさせた牛は、1産か2産しかさせないと言う。
ようするに輸入穀物を食べさせても8000〜10000kgも絞れないからという
 
日本の急峻な地形で、未利用資源である草を食べさせて牛乳を生産する
これが日本の酪農であるべきなのだが‥
 
そんなことを考えながらミルクパンに牛乳を入れて沸かす
ミルクパンである。関西では「ちちわかし」と言う
なんと直接的な!
若い頃、関西に行ったときに、若い女の子が、みな言っていた
「ちちわかし」
そんな恥ずかしいことを言えない純情な青年だった。