「はい、はい、はい、はい、…」という奴だった
「一日終わった感想は…」
「いやぁ〜」としか言わない奴だった

大きな男で…180は超えていた。
身体をかがめて、包丁を握っていた。
「大丈夫、きちんとやれるわ!」と手元を見て魔子様が言う

そして三日目の朝
”遅れてくるのだろうか?”
”忘れ物をして、戻ったのだろうか?”
”二日間緊張して、寝坊をしたのか?”
”なにか事故かな?”

結局三日目は、来なかった。
そし四日目も…

「将来は食堂をやりたい」と面接の時に語っていた
今まで働いてきたところが「如何に大変だったか?」を訥々としゃべっていた。
そして「如何に当店は、きちんとしているか」を語り、考え方を説明をして、やって見せたら、彼は無断欠勤をした。
二日続けて…

以前もあった。。採用を決めた後
「条件提示をするので、きてください」と言ったら
「祖父が亡くなったので、ちょっと待ってくれ」と連絡が入り。そのまま来なかった奴が居る
 

採用を決めて通っていたが、
朝、突然「きょうは用事があるのでお休みします」と一方的に連絡がある。
「シフトの関係があるので、朝にお休みの連絡を急にしないで…」と指示したのに
翌日「お母さんとおばさんの所へ行くので、今日はお休みします」
お母さんと一緒に来て貰って「働くと言うことが分かっていない」と伝えて辞めて貰った。

「今の若い奴」とひとくくりにしたらいけないのだろうが…
社会の常識というのが、わかっているのだろうか?
わかっていないのなら。わかろうと努力しているのだろうか?
しかし、こういう人間だと言う事を、親はわかっているのだろうか?

「人をひとり雇う」と言う事が、如何に大変な覚悟をするのか?

忘れていったノートには、なにも書かれていなかった。