「ソフトクリーム!」と大きな声で叫ぶ
「いえね、パスポートを取りに来たんですよ」と親父が言う
田野畑村の山地酪農の吉塚家の連中である。

どうりで息子達は、こざっぱりした格好だ。
七つ子のような吉塚家の7人兄弟。
末の二人が、モンゴルの大統領の招きで被災地の子ども達を慰めるというので渡航するという

親父もお袋も、千葉から岩手の山奥に入植して孤軍奮闘しているのだが…
息子達は、北海道や高知。香川とあちこちに研修に行きながら就農の道を探っている

後継者不足という農業の現実を多くの人が言うが、この一家は子ども達みんな後継者である
後継者不足というのは、多分、親父の子ども達への教育不足なのだろう?
と言うよりも「農業は食えない。農家は食えない」とわめき立てる農家の親父への教育不足か?
 

戦後、農政は人を作ってこなかった。それが一番問題なのだ。
山地酪農は、人をつくる。