今日は、なにもない。
食事もない。水も飲めない状況の、朝を迎えた

なんといったって「絶飲食」である。
と言っても、喉の渇きはあまり覚えない
体重も、そんなに変化をしない。68kg前後をうろうろしている
看護婦に聞いたら「水分と、ある程度のカロリーを点滴で補給しているから」という
しかし、このまま食べられない状態が続いたら…
まぁ「食べる」と言うことを諦めれば…
今まで食べる喜びを、十二分に享受してきた。
郷土の名物を食べ歩き、珍味を食べ、量を食べた。
もう「これでお終い」と言われても、思い残すことはない。
心残りは…
自分で作った物を、味見できないことか!

朝の回診が無い。ふと思ったら今日は木曜日である。
多分木曜日は、科長回診で医者を連れてぞろぞろと午後に回ってくる奴かも知れない
そんな事を思っていたらひげ面の担当医がきて、「血液検査OK」と指で○を描いた
「食事はまだだけど、水分はOK」という
早速、ポカリスエットと経腸栄養剤ラコールを出して…、
この経腸栄養剤ラコールがくせ者、味は「砂糖たっぷりのミルクコーヒー」なのだが…
一気に200cc呑むと超特急で下痢をするのである。
「これはカロリーがあるから、呑め」と医者は言う。
「出来たら、二つ呑めば…」と言うが、二つも呑んだら、トイレに座りっきりになってしまう

そうだ下の売店から新聞と…自動販売機から珈琲を…

とエレベーターを待っていたら
ひげ面の担当医が一緒に乗ってきて
「足が痛いから、あんまりベッドに行けないから…」などと言いながら
小生が「あした科長の定期診察がLあるのでは…」
「うんボスの診察があるから、明日までになんとか決着をしたかったのだが…」
「そして、一応金曜日をめどにして…今週か来週か…」とエレベーターの中での会話である