困難を極めた月曜日の午後、待ちかねるように、飛び込んで入院した

「先生にすぐ、バルーン拡張を!」

と言って病棟の看護婦に伝えて入院の手続きをした。
なんせ…土曜日の朝から何も食べず呑まず、飲んだものも、吐き出す始末だ
今日で断食して三日目。立ちくらみがする。
そして喉の渇きが、きつい。

2時の入院で内視鏡へ、2時半すぐ胃カメラを飲み、中を覗く
こちらも興味津々「ゲッ エッ グエッ」と何も出ないのに嘔吐をしながら、カメラを咥えてパソコンの画面を見る
食べ物の粕だろうか、食道の全体にへばりついている白い粘性の塊のが、一杯見える。

「水で押し流そう、流れない奴は鉗子で取って…」と小生に説明するように言う。

しかし、ぶよぶよの塊は、なかなか鉗子では、挟めない
医者が「開いて〜閉じて〜」と言っているが、どうやら看護婦との共同作業らしい
息が合っていないとこれは難しいだろう

少しだけ取って、諦めたらしい
押し込んで流すからと言っても、なかなか流れていかない。
そのうちに「バルーン拡張!」と言って、風船を膨らまし始めた

「3で一分」「5で一分」「8で2分」

いつものパターンである
3マイクロシーベルト/分ではない
5ミリシーベルトでは、ない
8ベクレルでもなさそうだ

これは直径8,mmまで膨らましたということらしい
これを15mmまで広げようと言うのが今回の入院である
広げると継ぎ目が裂ける、裂けて血が出て止まらない
そこで血が止まらない薬を止めて、24時間点滴で血が止まらずに止める

と言う治療をやるらしい

しかし、いつもの薬が五日間は残効があるので、五日間は点滴のみ、何もすることがない
という訳でアタッシュケース一杯の本を抱えて、読書の毎日を過ごすこととした

土曜日の朝から食べられなかったのも、入院直後のバルーン拡張でようやく飲物が通るようになった

ポカリスエット500ccを一本。経腸栄養剤200ccを一気に飲んだ、
おかげで、腹が緩くなった。下痢だ!

食事は、「三分粥に。しておいたよ」と医者は言う

しかし、これを食べるのが困難を極めた

湯のようお粥に梅干しのジャム?
具の入ってない味噌汁
ぶりの切り身の煮付け
カタクリ粉を溶いて味付けした物
市販の野菜ジュース
麦茶

久しぶりの飯である。一挙に放り込んだ
「こんなん飯か!」と怒鳴り込みながら咳き込んだ
と同時に放り込んだものが、溢れてきた
どうやらせっかちに食べたらしい。一気に吹き出した

3日ぶりの食事を、慌てて食べたらしい
喉も本調子でないところへ、勢い余って…

入院初日は、こんなてんやわんやで、一日が過ぎた