昨日NHKで桑田圭祐の特集をやっていた。
食道がんで活動を休止し、大晦日の紅白で復帰するまでの5ヶ月ということなのだろうか?

前日には、本屋で「アエラ」を買い求めた。
桑田特集が載っていた。

  

昨年だったが…一昨年だったか、金沢の友人が車で盛岡に遊びにきた。
車の中でかかっていた音楽が、あまりにもうるさいので、
「これなんだ?」と顔をしかめて聞いたら
「サザン」と言う
そういえば、「昔そういうグループがいたな〜」と言う程度の認識である
言葉が、はっきりと通じない歌手はきらいである。
メロディーより歌詞なのだ?
石川さゆりとか…天童よしみとか…

NHKの番組では、桑田も小生と似たような不安や経験、を語っていたが…
桑田の歌詞も、いろいろと意味があったのだ、と改めて見直した
55にもなっていつまでも湘南とサーフィンと、恋でもあるまいに…
(歌詞が意味不明なので、すべてこんな調子だと思っていた)

小生は、11月初めに胃カメラを呑んで「たぶん癌だろう」と思い、告知の11月末までは、やや不安だったが、
癌とわかって、進行度合いの状況を聞く12月末までは、相当な不安だった。

「どこまで進行しているのだろうか?」「ひょっとして転移しているのでは…」
「食道がんは、リンパ節の近くだと言う」「ステージはどこまで…」「余命は…」
「店はどうするか」「新しい手は、今打つべきなのか?」「後継者は…」
等々、そんなことを考えながらの1ヶ月だった。
 

12月末報告「初期の第1ステージ。転移はない。化学療法か?外科的手術か?どちらを選択しますか?化学療法は時間がかかり、手術は3週間程度、根治度は、どちらも同じです」
ほっとした。安心した。酒盛りをした。

そして「外科的手術で一挙に根絶」を選択したが…
そのあと、しばらく立って「消化器センターのセンター長がお話があると言うので、一度お見えいただけませんか?」
今までにない不安がもたげてきた。
ひょっとして「手術はできないほど、転移している」「手術に自信がないので、他でやってくれ」「外科よりも化学療法がおすすめです」等々

”センター長のお話”というのは、結局臨床試験のデーター依頼、つまりサンプルだった。
消化器を手術すると消化器管が働かなくなる。そのために腸に直接栄養を入れて腸から吸収させるのだが、それの新しい商品をテストさせてほしい

と言うことだった。なんだ!そんなことはお易い御用だ。なんでももってこい。すべてOK
安心したのが、話をよく聞かないで了解したのだが…。これが問題だったかもしれない

術後3日目から、10日間、朝6時から夜の10時まで点滴である

     

これは口から入れるやつを直接腸にいれて栄養素を取るのだから、体重が減らない
手術前91kgだったのが、ベッドから出てきたら93kgになっていた。
この治験さえなければ、この後の様々なトラブルが起きなかったかもしれない。

とりあえず、この点滴のおかげで10日間、しっかりとベッドにくくりつけられていた。