「農業ビジネス」という本を、本屋でみた。
手に取る気もしない
農業は、ビジネスにならないからだ。

小生が分けて考えているのだが…
「商売」と「ビジネス」は違う。
同じ利益の追求ではあるが、ビジネスは個人的感情が入らず、契約の世界で利益を求める。
商売は、関係性の中でのモノのやりとりであり、結果として利益を得る
農業は、商売として関係性の世界をつくる商材となるが、ビジネスの商材にはなりようがない

利益を求めるものと、結果として利益を得るものと…
欧米の「ビジネス=商売」と訳したのだろうが、「みずから(自ら)」と「おのずから(自ずから)」の違いだろう

モノのやりとりの違いだけだが…

その農業生産と工業生産のモノが違う。
工業生産は、様々な問題があれ、人間の努力で解決することができる
農業生産は、多くは天候の問題であり、人間の努力が反映されない
つまり作るのでなく、できるのである

モノが売れれば工業製品は量産する。
量産が出来なければ、希少価値で高値で販売する

ところが農業生産は、売れたと言っても量産はできない
一反歩の生産量は、太陽光が降り注ぐだけである。
量産できなければ希少価値で高価で取引されるか?と言ったら、
別に食べる必然性がないから、高値はつかないし、着いたとしても腐るから値段を安くなる
食べ物は必要だが、食べなくてはならないモノはないのである

「注文にあわせて量産をする」と言う事は農業では不可能であると言える
一反歩(300坪)の農地で作られるのは、倍々ゲームで量産できないのである
1トン採れたから、翌年は2トン、そしてその次は3トン、てな具合にいかない
ところが企業は、売れたら増産しなければ、ビジネスチャンスを逃す。。
一反歩で量産できないと、今度は面積を広げる。計算では倍にすれば倍採れる
しかし、これに天候が加わる。天気が悪ければ、生産量は確保できない
だから農業に立脚した商売は、拡大しない。

効率が悪いのである
大規模農業で効率生産でコスト競争力を…という絵空事を言う人が多いが…
欧米でも大規模農業は補助金を貰わないとやっていけない。