結城登美雄は、ここ10年前ぐらいから知った。
民族研究家という肩書きである
民俗学者宮本常一を「先生だ」という

遠野物語の柳田国男は御用学者だという人がいる
それにいたいして、宮本常一は在野の民俗学者だと言う

民俗学はあまり興味はなかったが…
なんかの拍子で、宮本常一の本を読んだ。
はまった、
何冊か本を持っている。まだ読み切れていない。
なんせ書いた本の数量が膨大なのだ
全国を歩いて旅して回り、古老の話を聞き文章に現したモノだ
彼は、ノートもメモもとらず、話を聞き、帰ってから、その言葉を一字一句違えないで、記録したという
目の前でノートを広げたり、書いたりすると「語る人が構える」からと言う。
ものすごい記憶力である
明治生まれで昭和50年代まで生存していた。

その宮本常一を師と仰ぐと言う結城登美雄
噂は聞き、何回かすれ違ってはいるが、彼の話は聞いたことがない
彼の書いた本は、一冊持っているが

その彼を、基調講演の講師として佐藤政行種苗の農業問題研究会が呼んだ。

  

佐藤政行種苗は、平成7年から毎年冬に農業問題研究会を開催している
農家を集めて、メーカーや商社に自分の農業の問題点を個別に聞けるという目的であるが…
展示即売会と個別テーマの分科会、基調講演会。そして大交流会を温泉で行う
農家はどちらかというと資材を安く買えるのと、宴会が楽しみのようである。

冬で店はヒマとは言え、日常の作業はいつもある。
それに宴会は苦手である。声が出ないので隣の人に声をかけられても、話が通じない
仕方がないので黙々と呑むハメになる
そんなわけでここ数年、参加したことはない
今年は、基調講演の講師が結城登美雄だということで

「いちどしっかり聞いてみよう」と出かけた