大工仕事は好きである。
大工道具は揃っている。

が苦手である。
多分こんな人が、一杯いるのだろう
でなかったら、ホームセンターで、あんなに大工道具セットが売っているはずがない
店を増築したあと、木っ端がいろいろと余った。
いつか使おう、と思って取ってはあるが、そのままになっている
それも、そのうちにストーブのたき付けになるかも知れない
 
そんな大工仕事を,しなければならなくなった。
「ハクいスケ号」の荷室の床に板を貼る必要ができた
コンテナを積むのに床が滑らないと、荷物が積みづらいのである
ベニヤ板を置けばいいのだが、後部座席の取り付け部分が出っ張っている
そこをくりぬいて、やらないといけない
たったこれだけのことで、一日悩み、手が出せない
「どうしたらいいか?道具は何を使うのか?きちんとはめ込むことができるのか?
やる前に飯を食うか?今日のまかないは、なんだろう?そばか、うどんか?
雪が降ると、客がこないなぁ〜、どこも一緒か?いやそんな言い訳はできない。
大体、暑い寒いで、売上が変動するようでは…経営者として失格だ!」

 そんなこんなで、雪が積もり、客足が途絶え、年賀状の文面も思い浮かばず、仕方がないのでやり始めた
あっという間に終わった。案の定、雑な仕上がりだ。
  
 
「こんなもんだ!ワシの仕事だ!」と自分で慰める。
そして、いつも魔子様に誉められる。
「他人に厳しく、自分に優しい」と…