早朝にメールが来た
岩手町の田中清憲からだ
「作業小屋は、シャッターが閉まってますが…。荷物が置いてありますから…」
どうやら一家で出かけているらしいが…

弊衣破帽号は、万事休すで、整備工場に引き取られて行った。
替わりの代車を持って来たが、一回り荷台が小さい
「これでは詰めない!」が、仕方がない

整備工場の人間は
「あの〜セルを何回も回さないと、エンジンがかかりませんから…」
と言って帰って行った。

何回も回して、かかればいい。
回しても回しても、かからないのが、まわしを着けた力士の技だ(意味不明)
案の定、代車は停まれば、かからない
だまし、だまし、技をかけながら岩手町に行く

田中清憲は、やはり留守だった
いつもの車庫にも、車はなかった
シャッターが閉まっていた作業小屋には、
「これでもか!」と荷物が、うず高く積んであった。
弊衣破帽号は、コンテナが70個以上詰める
ところがこの代車は、いくら積んでも40個がせいぜいである
まして農家によっては、コンテナの形状が違って、きちんと積み上げることが出来ない
なんとか積んで、出発しようと思ったら

一輪車に、葉付き大根が入ったコンテナが2個
葉がコンテナから飛び出ている
「なんてことだ、どうして積んだら良いのだ!」
それでも、なんとか工夫して積んだ。

遠藤幸悦から、林檎を…
千葉忠栄から白菜と小松菜・ヤーコンを…
遠藤栄から、人参と牛蒡を…
岩崎善隆から、豆餅を…
田楽茶屋から、豆腐類を…

積んだり降ろしたりしながら、通常の集荷時間より1時間も余計にかかって、助手席まで満杯。
なんとか運転スペースだけ確保したが…

店で荷物を降ろしていると
「これは?」と聞いてきた
葉付き大根が2ケース、伝票に書いてない

夕方、田中清憲の奥さんから電話が来た
「あの〜麹漬けにしようと思った大根が、無くなっているのですけど…」

そういえば、葉っぱが黄ばんでいた
葉まで食べる葉付き大根は、青々としている
黄ばんでいる葉がついているのは、干している大根である
留守にするので、干し大根が雨にかからないように、小屋に入れていたモノを持って来たようだ