師走の大雨である。
コメを納品にきた武田哲は「来年の天気はどうなるのでしょうね」
と鬼が笑う「来年」を心配していたが…
午前中の大雨が、少し小やみになった昼下がり。定期便の集荷に出た

山道は霧が濃く、のめり込んでいくような…
そして一瞬、雲の中に入ったような…
 

途中、すっかり葉を落とした木が、浮かび上がった。
いつもなら岩手山を背景にして、その存在を感じさせなかったのに…

雲の切れ間から見えた四十四田は、まるで浄土のさまを…

                   

「観測史上最高」という言葉が踊った今年も、あと一ヶ月を切った。