朝はいつも、母親の住む母屋に挨拶に行く

庭の小径を踏みしめて行くと
ニチャッと、なにか踏んづけた
”しまった野良猫の糞か?それとも野良犬の…
まさか野良オオカミでは…”

とおもって見ると

熟して落ちた柿である。

いつもは拾ってコンポストに入れるのだが…
コンポストも満杯状態である

大体がコンポストは、生ゴミの蓄積場になっている
多くの人は「コンポストで、良い堆肥を…」とおもってやっているだろうが
それは行政の「生ゴミを減らして焼却炉を長持ちさせる」という狙いにはまっているのである

以前といっても20年ぐらい前だろうか
I大の農学部で堆肥を専門に研究している学者が
「家でコンポストで堆肥化しているのだが、アレは難しいね、出来ないよ」と言っていた
専門家でもできないのに、素人のおばさんが一生懸命やったって出来るはずがない

 

そもそも生ゴミは、水分が多すぎるのである
野菜の重量のほとんどが水分であり、流しの三角かごのなかにあるものは、水がかかっている
それを微生物が発酵しやすいように水分を落とすとなると、乾かさないといけない
毎日出る生ゴミを、乾かして含水率を確かめてコンポストに入れるなどは、とうてい出来ない
微生物が発酵するためには、50%前後の水分でいいのだが…
50%の水分というと、ぎゅっと握りしめた掌に水がつく(付着?)程度である

それに空気の流通である
コンポストはプラスチックで出来ている
ゴミを入れるとき、上を開けるが…
横側から空気は出入りできない。地面に接している下側からだけである
それが生ゴミの水分で、じめじめしていると空気が通らない

水分過多と空気が流れない中で、空気から酸素を取り入れる好気性菌は、活動ができない
じゃ〜水分から酸素を取り入れる嫌気性菌なら…
密閉状態なら嫌気性菌も可能性が有るだろうが…生ゴミを入れたり出したりする状態では…

それ以上に発酵をするためには、ある程度、量が必要である
中学校で習ったと思うが、熱を溜めるには量が必要である
山のように積んだ堆肥なら、中心部が熱くなり保温できるが
少量なら表面積が多くて、熱が放散するのである
熱というのは、微生物の呼吸熱である。
 (人間でも寒いときに、口に手を当て息を吹きかける 
     体温と同じ口の中から空気を手に吹きかけるのである)
微生物が増えることによって、温度があがるが
持続するための保温には、量の確保が必要である。
家庭で量を確保しようとすると、家と同じようなコンポストが…(大げさか?)

だから家庭ではコンポストで良い堆肥はできないのである
そういえば、「○○菌で家庭でも、良い堆肥が出来る」という運動があったが…

最近は、話を聞かない