豆平が、届いた。
豆平は、秘伝豆を福井の加工場に里子に出していた。
それが加工ができて、着いたのである

秘伝一家の末っ子「豆平」
あまり理解されない、末っ子である
いや理解していないのは、こちらのほうか…

秘伝一家の「長男 豆太郎」「長女 貴菜子」「次男 豆平」の三兄弟であるが
豆太郎と貴菜子はメジャーだが、豆平はローカルである
そんなところが、理解されないのだろう

豆平は、打ち豆である。
打ち豆というと、多くの人は節分の時に鬼に向かって投げる豆を想像するが、
アレは、「豆打ち」という儀式から来ているが、打ち豆とは違う

「福は内」だから投げる豆を”内豆”というのだろう、という人もいるが、それは考えすぎである
投げる豆は「福豆」という

余談だが(余談ばかりであるが…)
昔は落花生を投げていた。
外に撒いても後から拾って食べられるから…
それに美味しいし…
大人になって、”炒った大豆を撒く”と知って
「何と、ケチくさいのだろう」と思っていたが、東北地方や北陸地方では当たり前らしい

打ち豆は、北陸地方の食文化だという(一部、南東北でもあるらしい)
大豆を蒸して柔らかくして、それを打ってつぶして、乾燥させる
その加工場が福井県にある

 この打ち豆は、優れものである。
前の晩に呑みすぎて、大豆を漬け忘れても、朝、鍋にぶち込めばすぐ煮える
酒飲みには、こたえられない豆である

日本シリーズを夜中まで見ていて興奮して、大豆を浸漬させるのを忘れても
朝、鍋にぶち込めばすぐ煮える
野球ファンにも、こたえられない豆である

韓国ドラマを、夜遅く見ていて、豆を水に浸け忘れても
朝、釜に入れれば美味しい豆ご飯ができる
韓流ファンにとっても、優しい豆である

そんな、打ち豆にクレームが付く
「青臭くて、食べられた物でない」と…

生では食べられません。
せっかちには、つらい豆平です。