子連れの若い女性が
「こんなの作ったのですけど…」
 

動物の型を使用したクッキーである
適度に甘みもあって、さくさくとして美味しい。

「米粉にカボチャを混ぜて焼いたのですが…」
自分の子どもが、アレルギーだという
それも、「小麦と卵と牛乳」のアレルギーだと…
それでは食べられるものが、何もないんじゃないか?

あるデパートで「アレルギー対応の食品」を買ったら発症した
卵を溶いた箸で、つまんで食べさせても発症する
アナフィラキシーと言って、急性ショック症状で亡くなるケースもあるという
だから「食べ物には十分に注意を払う」というが…

しかし、今の世の中、小麦と卵と牛乳をつかわない食品があったら教えて欲しい
と思うぐらい使われている
大体が輸入小麦に、輸入飼料を使った企業畜産の養鶏や酪農、大量生産の産物である
戦後、欧米の文化が入ってきて、安く大量に使われた食材ばかりである
団塊の世代は、卵は三人に一個、牛乳は脱脂粉乳がほとんどで、毎日飲むことが出来なかった
それが今は、卵が入っている加工食材をどんどん食べ、水のように牛乳を飲む毎日である
そういう環境に育った団塊ジュニアの身体に溜まった物が、次の世代に出てくるのだろうか?

いずれにせよ、アレルギーに対応する食品を増やさないと…と思っても
生産は、大量生産でないとコストダウンできない。
製造許可は、ちいさなロットでは合わないような設備投資を求められる
小ロットの生産は、最初から採算ベースに合わない。といってそれを必要とする人はすくなからずいる
弱者に厳しい世の中である

彼女に「当店で作ってお客様に食べて貰ったら…。ある程度めどが付いたら商品化することを真剣に考えて…」とアドバイスした
当店は、「食堂・惣菜・仕出」の許可を持っている
食堂では、何を作っても提供出来るので。そんなことが可能である