先日、弊衣破帽号の古いバッテリーがいかれた。

強烈な充電で、何とか老体にむち打って回復したが…
今度はバッテリーを心配して、長めのアイドリングをしたら
運転席の計器盤が、すべてランプが付き、おまけに警告音のブザーまで大きな声で泣き叫んでいた

すこし休ませておけば、治るか?と思ったが、3時間、昼寝をさせても、泣き止まない
しかたなく坂の下の修理工場に、泣き叫ぶ弊衣破帽号を運んでいった
しかし運転していて、なんか変だ。ブレーキの利きが…

踏み込んでも、下まで踏み込めないのである。
「アレーアレー」と思うまもなく、修理工場へ入るために右折しないと行けない
対向車線は、どんどん車が流れてくる。下り坂だから速度が速くなる。
止まれない、止まろうとしているのだが…ブレーキが利かない
一瞬、車の流れが空いた瞬間に右へハンドルを切って、修理工場につっこんだ
今度は、修理工場の壁が…
「エンジンブレーキ!エンジンブレーキ!」と叫びながら、サイドブレーキを引いた
修理工場のブロック塀の手前1mで、なんとか止まった
「なんと恐ろしい。危うく天国へ道連れにするところだった」と修理工場の奴に言うと
「ダイナモが逝かれましたね」とこともなげに言う
「見てみないと分からないけど…修理か交換で5万ぐらいかかるんじゃ」という

古いバッテリー、ダイナモの不良、どんどん修理代がかさむ、そろそろ交換時期か…28万キロだもんな…
しかし”こみかん号”は、32万キロ走ったという。負けてたまるか?という想いもあるが…
(注!こみかん号は、桜山の某居酒屋のマダムが愛用していたバンである。)

とりあえず代車の軽トラを借りて、店に戻ってきたが…
翌日の集荷は、コンテナを50個近く積まないと…軽トラでは、積みきれない。
”二回往復するか…”
しかし、二回で済むだろうか?重ねられない荷物があれば…
そんなことをかんがえて翌朝、修理工場に行った

「もうすぐ治りますよ、あと1時間もすれば…」
「良かった。ジャー待ってるよ」
ほっとした。これでなんとか集荷が一回で済む
「ダイナモのベルトが切れたので交換しましたから…ブレーキの利きが悪かったでしょう。
でも…18万キロでタイミングベルトを交換しましたから…もう、そろそろ交換時期ですね。
まだ乗るの?」

ダイナモのベルトが、パンツのひもなら、タイミングベルトはふんどしのひものようである

パンツはひもが切れてもなんとか引っかかって落ちないが…
ふんどしは、ひもが切れたら、はらりと丸見えである。これでは街を走れない

弊衣破帽号!万事休す!