苗ハウスを整理していたら
一番下に「食」と書いたダンボール箱が出てきた
中には。食べ物に関する文庫本がびっしりと入っていた

4年前に入院をしていたときに、部屋を片付けられて
食に関する文庫本をダンボール箱に詰められたものだ
 

ところが、箱が一番下になっていたもので、
ほとんどの文庫本が、下から水分を吸い上げ、ぶよぶよに膨らんでいる。
すてても良いが…捨てられない。思い出の文庫本である
しかたなく苗ハウスの棚に並べて干している

この文庫本は、20代から30代にかけて、電車の中で読んだ物である
食に関するエッセイである

「土を喰らう日々」水上勉「食卓の情景」池波正太郎「贋食日誌」吉行淳之介、
 開高健、辻嘉一、東海林さだお、吉田健一、玉村豊男、邱永漢、茂出木心護、丸谷才一…
 当時、文春が出していた写真付き文庫本「B級グルメシリーズ」もある

30前後は、東京にいた。営業のポジションであったが、商品担当だったので得意先は持たず
営業担当の人間と一緒に得意先へ行ったり、メーカーを回ったりしていた
そういう意味では、自由に外出することが出来た。
通勤時間の往復、外出先の電車内、大体が一日一冊ベースで読んだ
当時「ピュア、グルメマップ」という本が発行された時である
都内のレストランや小料理屋、和食・うどんそばの店が紹介されていたが…
どちらかというと文庫に紹介されている老舗の店を好んで回った

つまり「外出する」と言っては、昼食を食べる所を決めて、そこから得意先やメーカーを回ったのである
当時の上司は、このblogを読んでいないから、大丈夫だろうが…(もう殺人だって。時効だ!)
時には、蕎麦屋で酒を呑んで、ガムをかみながら得意先へ行った
出社して。近くの流行のレストランでビールを飲んで仕事をした。
机の引き出しには、ウィスキーが入っており、残業しながら…
これ以上書けないことが多々あった。(一杯呑ませたら、教えてやる?)
大体が二日酔いでニンニクぷんぷんの毎日だから、朝から呑もうが、昼から呑もうが、…

そんな懐かしい時代の文庫本である
一冊一冊、思いだしながら
「あ〜あ、朝から呑みたい」と、捨てられない汚れた本を並べた