朝、飯を炊く。
別に魔子様に命令されて、やらされている訳ではない。
いつの間にか、朝食づくりは小生の仕事になってしまった。
昼間は、仕事をしてないから、”朝だけでも、仕事をしろ”と言う事か?

大体が夜、晩酌でつまみを食べて酔っぱらって寝てしまう
そして老人性積極的覚醒症候群で、早朝に目が醒めてしまう。
二度寝は、ほとんど出来ない。時間がもったいないからだ!

しかたが無く資料を読んだり、インターネットを眺めたり、メールをしたりしていると腹が空く
魔子様に作らせると、食事の時間が自分で決められない
そこで作り始めたのだが…もう何年になるだろう

料理は面白い、「作る」と言うことがこんなに面白いのか?と目覚めてしまった。
 以前、ある雑誌を作って販売をお願いしに秋田の出版社を訪れた
その出版社の経営者は
「”作る”という面白い仕事だけ自分たちでやって、売る難しい仕事を持ち込むのか!」
と怒鳴られたことがある
そうなんだよ。作るというのは面白いだよ、売ることが難しいのだ。

そんなわけで面白い朝食づくりを一生懸命している
その中でこだわりは、炊飯である。
以前は、二重になった土鍋で炊いていたが、やはり中国製はすぐ壊れる
日中関係と一緒だ(?)
そこで地産地消の南部鉄器のお釜にした

なんと言っても「蓋が重い」というのが良い
そして釜とフタの「密着性」である。

これで炊くと、どんな米でも、美味しいご飯に変身できる
白米を炊き、玄米を炊き…その美味しさを追求している間に

ちょっと待てよ
火を付けてから蒸し上げるまで、40分かかるのを30分に短縮できないか?
水分を多くして、火力を強くすればどうなるか?
浸漬を短くできないか?
などなど、様々な実験を続けてきたが…

ある客から
「小袋を買ったが…中は玄米だった。白米に混ぜたら炊けた」という
魔子様は
「雑穀感覚で炊けば、炊けるよ」
なるほど…
そこで白米2合に玄米1合を入れて炊いて見た

見た目はそばかすだらけの顔だが…
味は、上々。
食感も、つぶつぶ感がない

「炊ける」
今まで玄米は圧力釜で…又は二度炊きで…と言っていたが
「白米に混ぜて炊くと…」言うことが可能になった
固定観念というのは、恐ろしい。
何でも試してみなければ…

そういえば「女性は。か弱くて美しい」という固定観念から解放されたのは、いつだっただろう