スズリョウと弁当のページの打ち合わせをした

当店の弁当は、バイオーダーである。
基本的なフォームがない。
ハンバーグ弁当とか海苔弁当とか、焼き肉弁当とか、メインディッシュが無い
旬の素材を使って、気ままにつくる弁当なのである
そういう意味では、「幕の内弁当」とか言う範疇のモノかも知れないが…

「800円の予算で15個。男が多い」
「胡瓜を入れないで…」
「揚げ物を少なく」
「短い時間に、つまめるような弁当を…」
「女性ばかりだから、量を考えて…」
「プロレスラーばかりだから、てんこ盛りで…」
「配達を11時まで…」
「○○ビルの4階会議室まで…」
そんな、わがままがきく弁当である

わがままも当然だが、一番の売りは旬の素材を使うことである
今までは夏野菜が主力だったが、秋である
秋は、やっぱりキノコである

そんなところへ、おかしな注文があった。
「夜の6時に配達をしてくれ」
{金に糸目はつけない」
「酒を呑まないから。つまみ系はいらない」
おかしな注文である。大体、夜の6時を過ぎたら酒を呑むのが一般家庭の普遍的な精神の習慣である
それを、ただ飯を食うだけだという。何が人生が楽しいのか?
理解に苦しむ。
とりあえず作った

岩手町で採れた松茸入りご飯である
”もうちょと大きな松茸で採れば良いのに…”と思ったら、
「翌日になると、採られてしまう」と言う。むべなるかな
せっかくの松茸だから土瓶蒸しで一杯とか、松茸を焼いて…一杯
とか考えない,集まりらしい
「二人や年寄りだから量は少なく…」とも注文がついたが…
若者は、酒を飲みたいだろうに…

 

もう一つおかしな注文を貰った
「県民会館の脇の道路に11時45分に持って来てくれ」という
県民会館の脇の道路は4本ある。
「どこだ!」と電話を聞いた担当に再度確認させた
「県民会館の中津川沿いの道路」という
「領収証の宛先は?」
「”上様”でいい」という
なんだか、うさんくさい注文だ。
micannは「芋の子会じゃないの?」という
”なるほど、平日の老人会か子供会の芋の子会の弁当か?」
しかし、作ってしまったのは天然舞茸の炊き込みご飯の弁当である

,これではメインディッシュが、芋の子では無くなってしまう
そんなことを想いながら、11時45分に中津川沿いに行くと、誰も居ない

 

どちらから来るのか?
あの爺さんか?こちらのばあさんか?

それとも川沿いを歩くことも達か?

注文の携帯に電話をした
「あぁ!取りに行く人が、来客で…。あとちょっと待ってください」
来たのは、ネクタイと事務服のネームカードをぶら下げた二人だった
どうやら役所の方から来たようだが…

時間指定で道路端の配達、金は貰ったが…
こんな注文もある