北上に行った。
小生が幼少のみぎり(酒も煙草も、しらないころ、いや知り始めたころか?)住んでいた街である
人口3万にの何というものが無い街であったが
今や、盛岡に次ぐ岩手の第二の都市である
そこで、こんなイベントが開かれるという

なんでも「北上コロッケ」を売り出す為のイベントらしい

以前、と言っても20年以上前だが、文春文庫に「B級グルメ」というシリーズが有った
高くて美味しいのは当たり前。安くて美味しいのがB級という店の紹介本だった
それを片手に、東京中あちこちを食べ歩いた。
別に食べるために歩いたわけではないが…
営業をしているときに、「昼飯をどこで食べるか?」
その本を参考にして、回る順番、行く方向を決めたのである

長い行列のすえに、ようやく入った初めての店で
「大盛!」と叫ぶと、店中の客が”ジロッ”と見た
出てきたのは、洗面器ほどの大きさの丼に、山のようなラーメンだった。
必死で食べた。
がつがつ食べるその姿は、周りの人の興味津々の視線を浴びた
”常連だから、食べられますよ。フン!”と言った感じで完食した。
それから二度と、その店はいかない

おかげでデブになった。
そんな重いで(?思い出)のあるB級グルメであるからコレは出店しなければ…
と青年会議所の理事長の誘いに乗ったのである。
その出展者の事前説明会が、北上であった

当店の目玉は、”しょっつるお握り”である
羽釜で炊いた白米を握り、しょっつるを塗る、そして焼き上げる
香ばしい香りと、しっかりと魚の出汁が効いたおにぎりである
アンケートに「毎日でも食べたい」と書いてあるほど、ファンは少ない(?)

ようするに、初めての食べ物には、なかなか手が出ない
ところが、食べるとやみつきになる。
そんなお握りであるが…

”そうだ新米が、ひょっとして出回るかも…”と八重樫真純の家に行った。
八重樫真純は「早く仕上がって…」
例年なら10月にはいる稲刈りが「9月20日ごろには、刈れそうだ」と言う

これで「新米のしょっつるお握り」ができそうだ

*「しょっつる」とは何だ?と言う方がおりますが…
 多くの人は「しょっぱいつるっぱげ」と思っていますが…
 違います。
 しょっつる〜塩魚汁、北陸では”いしる”とか”いしり”といい
 秋田では、ハタハタや雑魚の塩漬けの浮き上がってきた汁です。

これがうまいんだなぁ〜、
なぜ三陸が有るのに岩手はないのだ!(怒)

北上は、秋祭りのようである、
帰りの弊衣破帽号には、乾いた心地よい風が流れ込んできた
ようやく岩手も、長い夏が終わった。