お茶会の弁当を頼まれ、魔子様が早めに出ていった。
「昨日忙しくて準備が出来ていない」と行って

朝食の準備をしながら戻ってくるのを待っていると…
なかなか戻ってこない
 

ようやく戻ってきたら
「ご飯が炊けない」
「順番どうりにやったのに…」
「回りが黒こげになって、中しか使えない」
「吹き出してこなくて…」
と立て続けに言う

羽釜でご飯を炊く手はずを決めてある
「最初、中火で沸騰させ、フタのすきまから蒸気が上がったら弱火にして○○分」
(量で時間が変わる)
それが沸騰して蒸気がでて沸騰水が釜の縁に、こぼれ落ちてから弱火にしようとしたらしい
「いつも、そうやっている」と言う

小生も何回も失敗しているが、水加減・浸漬加減・米の量等々で微妙に変わる
沸騰しないまま時間が過ぎてしまうことがある
(沸騰しているのだが、蒸気が外に出てこない。)
沸騰して、蒸気がフタを押し上げる圧力を生み出し、蒸気が出てくるのだが…
最初のガス火が弱いと米が水を吸ってしまい、フタを押し上げるほどの蒸気(圧力)ができない(と思われる)

魔子様は「ガス火は、いつもの位置にセットした」と言い張る
ガスボンベのガスが少なくなって、火力が落ちたのか?
水分が微妙に少なく、米の量が微妙に多く、バランスが崩れたのか?

羽釜炊きは微妙な加減と、ちいさな事を見逃さない注意力が必要とされる
電気釜はそういう意味では、米と水量を間違えなければ、加減など必要ではない
「加減」現象を見て、推理して加えたり、減らしたり、智慧と技の世界である
科学技術によって便利になったが、人間として進歩しているのであろうか?

    

 

二度目に炊いたご飯は無事成功し、なんとか間に合った
失敗を重ねて、智慧と技が身につくのだろう