一年の間に、2〜3回は、沢内に行く。
様々な用事なのだが…
今年は、もう2年分ぐらい、この10日の間に行った。と言うより通った。

渡辺哲哉のリンドウの集荷である。
リンドウ農家は、お盆前後が猛烈に忙しい
リンドウは仏花だから。お盆と彼岸しか需要が無い
それに合わせて咲かせる。収穫する、選別する、出荷する
日中は、雨でもカッパを着て収穫、夜は選別、朝出荷の箱詰め
丸一日作業にかかりきりで子どもは、実家に預けて働く
それで年間12万5千本のリンドウを収穫するという

                  

いつも子どもと一緒に、店に天日干しの”おひさま米”届けてくれるが、
「この時期だけは、外に出かけられない」という

例年、リンドウは、売れ残る
盛岡付近でリンドウを専門に栽培している農家が無く。片手間に作っている農家が相場もわからず高く出してくるからである
その農家が出さなくなったので、渡辺哲哉のりんどうを集荷するようになった
彼から出てくるのは、規格外である。
ところが素人目には規格外とはわからない
葉色が薄いモノや、茎がちょっと曲がったモノ、そして花が三段以下のものが規格外である
農協出荷は、10本を束ねて、一箱100本にして出荷するが、それが足りないと全て規格外になる
しかし、10本束ねれば、ほとんど規格外とはわからない

農協出荷は、花卉市場から花屋に流れ、花屋が束から1本を取り出し、花束にするので、一本一本が大切である
ところが産直などの仏花用は、そのまま墓前に備えるのである程度のボリュームが必要であり、一本一本の吟味は必要がない
そういうわけで、この時期の規格外の束は、産直にとって必要な花なのであるが…
「規格外、一杯出してください」と渡辺哲哉に言うと
「規格外を作っているわけではないので…」とこたえる、当たり前だ
リンドウは、宿根なので、何年も収穫出来る。それがF1のせいか、徐々に品質が悪くなり、規格外が出てくる
「もう5年目なので、規格外が一杯出てくるのです、来年は更新しないと…」

 「これは”藍の風”という品種です。西和賀だけの品種です」
そして「秋の彼岸には、白・紺・ピンクと三色が揃います」