夏祭りで、とうもろこしを焼いた。

朝、北上の稲瀬に行き、阿部精一から引き取ってきた「ゴールドラッシュ」である
「これは焼くには…柔らかいから…」と阿部精一は言う

以前東京の祭りで、焼きとうもろこしを食べた”とうもろこし農家”は…
「あれは、デントコーンだ!」と言っていた
とうもろこしには、スィートコーンとデントコーンの二種類ある。
人が食べるとうもろこしは、スィートコーンである。
デントコーンは、飼料用で馬歯種といわれるほど堅い、かつ甘くない
たぶんテキ屋が、ただ同然で仕入れてきたデントコーンを。焼いて柔らかくし。甘いタレを付けて販売しているのだろう

とうもろこしは、収穫後6時間で糖度が半減すると言われる
それも冷気がただよう早朝から収穫する。
そしてサイズ別に分けて、箱詰めして農協の予冷庫に午前中にもっていく
それを産地の農協は、保冷車で運ぶが…市場には大量に保管する場所が無いので野積みである
翌日、競りで仲卸が買い入れ。それを八百屋が買い。店頭に並ぶ
昔のとうもろこしは、長距離流通では、糖度が落ちたものしか並ばないのである
だからデントコーンを焼いて売っても、都会の人はわからなかったのだろう
今は品種改良がされて。糖度がある程度(2〜3日?)持つようには、なっている

 
今回の焼きとうもろこしは、朝採りを、
炭火で焼き
青大豆の秘伝で作った醤次郎をぬり

最高の一品である。

三軒向こうに、焼きとうもろこしを売っている店があった
それは市場から調達したとうもろこしを茹で上げて、焼き色を付けて売っていたようである
早く焼けるように茹でているのだろうが…茹でると糖分が溶け出し糖度が落ちる

何人かの客が「あっちのほうが安いよ!」と冷やかしていった
「そうですね〜、あっちは安い。こっちは美味い」
どちらを選ぶか?