山のようなピーマンを前にしておばぁちゃんは言った
「一生懸命玉葱掘りしていて、ピーマンの収穫が…」
体調を崩している遠藤栄に替わって、お姉さん夫婦が手伝っているのだが…
農作業の日々の順番が、まだわかっていないことを嘆いていた。

ピーマンは、毎日収穫をしないとどんどん大きくなってしまう
大きくなると単価が下がってくる
玉葱は雨が降ると収穫出来ないが、二〜三日遅れてもどうって事はない
ただ玉葱収穫の後に、何を植えるか?で作業の予定を立てる
大根か?キャベツか?白菜か?の秋野菜である。

大根も、お盆までに種を蒔かないと…
そうすると、玉葱畑を収穫して、肥料を撒き、種を蒔く
それを天気を見ながら、予定を立てる。
農家は、今一番忙しい時期である
春の野菜の収穫と、秋の野菜の準備と…

山のようなピーマンを前にしておばあちゃんは、
「袋に詰められないので、バラで出したけど…農協にもバラで出荷する」
ある程度の大きさに分けて、バラ出荷は可能であるが、単価は安くなる
 

「そうそう昔キューリは、病気がついて…もうダメかも…」

昔懐かしい、太めのキューリである。
この辺では、味噌汁に入れると美味しいと言われて買い求める人が多い
しかし、自根のため病気にかかりやすい
新しい品種のキューリは、耐病性を高める品種開発をしたり、接ぎ木をしたりして収穫時期を長く出来るようにしているが…

昔からのものは、長期間収穫するのは難しい