変な天気だ。
雨が落ちてきて、風が吹いて、小康状態になったので岩手町に出かけた

空は、黒雲と驚くほど澄んだ青空と混在している

     

 

 

「24日25日の松園夏祭りにとうもろこし間に合うかな?」
「無理、無理、この前の雹の時に倒れたのが立ち上がったと思ったら、今日の風で逆に倒れました」
と田中清憲はきっぱりと否定した。どうやら、すごい風が吹いたらしい
 

 

千葉忠栄は、屋根に乗っていた。
屋根といってもビニールハウスの屋根である

家族総出で寒冷紗の掛け替えをしていた
「寒冷紗が飛ばされて、水菜がすっかりしおれてしまって出荷できません」

 と屋根の上から答えた

「大丈夫か?」
「冬場のアルバイトは、100mも高いところでの作業なのでこんなのは平気です」

下で寒冷紗を押さえていた奥さんは  

「今朝の風でトウモロコシが倒れて、雹ではそんなに被害はなかったが…今回は寒冷紗が飛ばされて…」
「隣のたばこの畑は、雹で全滅しました、下の鉄工所は、小屋の中まで水が流れてきて…道路が川のようでした。」
「私は盛岡の病院にいましたが…、帰ってきてびっくりしました。盛岡は暑かったのに…」
屋根の上の千葉忠栄にロープを投げながら
「四十肩で肩が上がらなくて…」「五十肩でないの?」「四十肩です!」と笑いながら…

お盆の小菊は、助かったらしいが、秋の彼岸の小菊がちょっとやられたらしい

     

農業に自然災害は、つきものです。
工業生産ならば、原因を追及して解決できるが
農業生産は、自然と折り合いをつけていかなければならない
はたして、農業は、産業なのか?