岩崎善隆の所へ集荷に行った。
荷物が無かったので空かごを置いて、外便所で用を足して出てきたら、彼が待っていた
「なんだ〜便所か?今日は用意できなかった」とすまなそうな顔で…
彼の家は、南部曲屋とは違うが、大きな茅葺きの家で牛と同居している(茅葺きにトタンをかぶせている)


黒毛の繁殖をしている。
ようするに黒毛和牛の親牛に人工授精をして生まれた子牛を市場に出荷している
肥育して上げて大きくして販売すれば、売上金額も違うのだろうが…
繁殖と肥育では、飼料や管理が別で一緒にやるには、小頭数では難しい
 

そんな彼の家の玄関脇の前も消石灰が撒かれていた。
「県から配られた。家に入るところへも撒けと言う指示で…靴を消毒する消毒液も配られたが…。」
となんだか不服そうな顔をして…彼は頬に斜めに指を指して
「これの牧場が、外から水牛を持ち込んで、流行らせたらしい」と
暗に口蹄疫がやくざの牧場から持ち込まれた噂を苦々しく語った
「大規模畜産をやっているところは大金が入っていいだろうが、中小はどうにもなんね」
「なんでも九州の家畜移動禁止が解除になった地区では、東北や北海道に家畜を移動すると言う話だが…大変だべよ。こっちにきたら〜」
と不安げに語った。
 

隣の家は敷地に入るところへも石灰が撒かれていた
家畜を飼っていると言う目印のように

そうだ家畜改良事業団はどうなっているのだろう。岩手の種牛は…
岩崎善隆の家から車で10分の所にある家畜改良事業団種雄牛センターを眺めてきた
  

   

シンとして車の通行もない。
以前見学に行ったときは歓迎してくれて説明してくれた物だが
「一回の射精で、精液が600万になる牛もおります」と誇らしげに…

「殺処分」という言葉が飛び交うが、家畜だから仕方がないのだろうか?
人間の伝染病も、殺処分するのだろうか?