ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

ピノキオ

変な電話が、かかってきた
{こびる食堂のそばに、畑があるのですか?」
某テレビ局の取材の申し込みである。
「ちいさな野菜畑という産直まがいの店の中に、こびる食堂があるのですが…」
知名度は、まだまだである。(泣)

「夏野菜というテーマで、番組を撮りたい」と言う依頼である、
夏野菜が、先週からぼちぼち出たところなので、これ幸いと受けた。

しかし、こちらのメニューづくりは、泥縄である。
頭の中には出来ているのだが、肝心の夏野菜がなかなか出てこない

まずはシェフに教えてもらった「夏の竜田揚げ丼」
キャベツとトマトの上に豚肉の竜田揚げを乗っけ、生姜醤油をかけたさっぱり丼
先日シェフに教えてもらった「夏野菜のカレー」
夏野菜を素揚げして、その上にカレーソースをかけるという代物
それと定番の「夏野菜天ぷら定食」
揚げたての夏野菜を通常の定食にして
最後は、「生そうめん」の夏野菜乗っけ
トマトとキュウリとゆで卵をのっけた素麺であるが、この古舘製麺の素麺が絶品
昨年、何かの番組で取り上げられ、注文が殺到したが、タイミングが合わずにメニュー化をし忘れた
素麺というのは乾麺で、ゆで時間がかかるというイメージなのだが、これは生麺で2分で茹でられる
それでしっかりと腰があり、ぬるみもある。優れものである。

                                

厨房で魔子様が「これは、どう飾り付けするの?」と言う言葉を聞いて
ディレクターは「これから試作するのですかぁ?」と不安げ
「夏野菜が出てこなかったのだから…」と小生は言い訳
だいたい、原材料が出てくる前にメニューが出来ているのは、おかしいのだ!
野菜が出てきてからメニューを考えるのが、旬を大事にする当店の方針だ!と開き直る
飲食業は、定番のメニューが決まっている。
それを、おかしいと思わないのだろうか?だいたいトマトが無い時期に、トマトが出てくる。
そして一年中同じ値段である。メニューを守ろうとすると、無理がでてくる。
中国産をつかったり、合成保存料を使った加工品をつかったりと、よからぬ技を使うことになる
だいたいが飲食業は儲からないどころか、経費を稼ぐのが精一杯である(実感である)
食材の原価率を聞くと、多くの人が驚くだろう。良い材料は使えない
「食卓の裏側」と言う西日本新聞でだしている小冊子がある。
それには廃棄された弁当を、養豚業者がエサにしていると奇形が生まれる率が高いと言う

話がそれた
つまり、野菜を見てメニューを考えるのが正しい姿勢なのだ!と声を大にして…

     

取材の合間にコメント求められる
だいたいテレビカメラを向けられてしゃべるというのは、難しい
左側から撮ってもらったほうがいい男なのだが…右側から撮られる(泣)
予想もしていない質問をされると、口ごもる(汗)
解ってもらおうとすると説明が長くなり、途中で端折ってしまう(苦笑)
まぁ〜今回は、録画編集だから…
そんなこんなで、二時間をかけて撮影が終わった。

                          

最後に「だんなさん、野菜を運んでいるところを…」
レタスを、台に並べる仕草を、撮る
ふだんは、そんな仕事をしない。

放映は、11日(日曜日)投票日の午後4時55分〜
いつも深夜なのですが、今回は参院選なので…
岩手の名番組「夢見るピノキオ」です

それぞれのカレー

夏野菜のカレーの試食をする

   

シェフから教えてもらったレシピのカレーソース。
それを素揚げの野菜にかける

と言う単純かつ奥深い料理である
自宅でも試したが、素揚げすると色がきれいに仕上がる
オクラ・ナス・ズッキーニ・人参・カボチャ・等々
カレーソースの土色と、ご飯の白さに、映える夏野菜カラー

これはいける!
ただ辛みの度合いが問題です

夏のカレー!辛い辛いと汗をかきながら食べた若いころ
ニンニクたっぷりのカレーだった

最近は、短角スジ肉のコクのあるカレーが好きだ
辛みは、ほどほどに…

先日食べた羊肉カレーも、絶品だった

むかし、母が作ってくれたスープカレー
というよりも小麦粉の量を間違えたのだろうか?
またダマになった塊の団子状のカレー

デートの時の気取ったレストランのカレー

新入社員時代の新幹線の食堂車のカレー

学生時代にあこがれた大塚のボンカレー

中学校の飯盒炊飯で、カレーを作ったときに驚いた福神漬け
いまだに福神漬けを混ぜて食べるのか?別々に食べるのか?わからない

カレーには、みんなそれぞれの思いがある
それを一つの味にまとめるなんて…

いただきます

松園新聞の原稿を書いた

創刊号以来、毎月書いている
広告なのだが、コラム風にしている
従来の広告は、商品やイベントを知らせる広告が主流です
「意見広告」や「イメージ広告」もあるが…
当店のは、「情報広告」「姿勢広告」とも言うべき物である
農業情報や当店の姿勢を表現した広告にしている
どれだけの効果があるかは、解らない。
しかし、商売というのは信頼を売ると言う事だと思う

ある人が「良い物を安くと、あちこちを探していたが…、もっと良い物、もっと安い物が出てくる」
「これからは、好きな店で買う、そうすれば納得する」と言っていた

そういうことだろう。
好きな店になるためには、当店の姿勢や、情報を流すことが最大の広告ではないだろうか
 

7月号の原稿

「いただきます」

お客様が言っておりました。
「今年の天気は、昭和50年代の冷害のあった年の気候に似ている。
6月が暑くて7月は梅雨が長引き、梅雨が明けなかった。出産した年だから、鮮明に記憶が残っている」
稲作にとって、一番肝心なのは、7月後半の温度と89月の積算温度です。
7月後半にいつも低温が来ますが、その低温が稲穂の形成期にあたると、障害不稔という、稔らない穂が生まれます。
また穂が出ても、その中に十分にデンプンを溜めるための温度が積算温度です。この積算温度が足りないと、ちいさなお米しか実りません。
今年は45月の低温を、6月になんとか回復したような感じですが。そういうわけで、まだまだ油断は出来ません。
冷害は、起きて欲しくありませんが、農作物は自然の恵みで、工業製品のように生産を人為的にコントロール出来ません。
「海外から輸入すれば…」という人もありますが、グローバルな天候不順で自国の民を犠牲にしてまで輸出する国があるかどうか…
冷害の度に「農業の大切さ」が叫ばれますが、翌年豊作になるとケロッと忘れるのが日本人です。
食事の度に「いただきます」というのは、作ってくれた人だけでなく、自然の恵みに感謝を忘れないためでは、ないかと思います。

百日紅と柿

庭のサルスベリが高々と青々としてきた。


枝も、猿が滑りやすくツルツルとしてきた。
サルスベリが、「百日紅」と書くと、知ったのは,中学校の頃だっただろうか?
得意げに、言いふらした物だったが…

鎌倉の極楽寺の茅葺きの山門をくぐると、見事な百日紅があった。
横に這い、堂々たる大木である
最後に見てから30年近くも経つ。今も、残っているのだろうか?
庭の百日紅は。ひょろひょろと高いばかりで、風格が感じられない
剪定の失敗か?地主に似たのか?

柿の木にも、小さな実が付いた
岩手では、甘柿がならない。渋柿ばかりである。
しかし、渋を抜くと言う技が定着しているのか、渋柿が売れる。
昨年は、全て干し柿にしたが、皮をむくのが大変。
梅さんの友人”ひろみさん”に、全てお願いしたが…
「俺を殺す気か?」と言われた。
大げさと思いながらも、コンテナで5〜6個、有っただろうか?
今年は、大胆に剪定したから、収量はそんなに多くないだろう
なんせ頂上付近は、剪定ばさみが届かないほど高かった。
 

まだ夏が始まったばかりだというのに、庭の木々は着々と,青々と,秋に向かって準備を始めた

フォゲット

フォゲットという名前を知っている人は、少ない
たぶん多くの人は、昔習った受験英語なんか”忘れた”と言うだろうが…
それはforgetである。

フォゲットというのは、ラムとマトンの間。
1〜2歳の子羊を言う。

1歳未満のラムは、柔らかいだけで羊肉のおいしさがのっていない。
2菜以上のマトンになると、固かったり青草の臭いがしたり…
ジンギスカンという安物の肉というイメージであるが…
プロの料理人は、フォゲットを使用する。
山形に「良い店が、あったよね〜」という名前の店にも出荷をしていると言う人が
羊肉パーティを開いた
干し草とビール粕で育てた14ヶ月のフォゲットである
(青草をはむと肉に臭いが残るので干し草を…、発酵飼料ということでビール粕を…)

食べ頃になった羊肉と、”吟醸酒 神亀”のコラボだという

          

羊の骨付きクラウンロースト・黒酢羊(酢豚ではない)羊腿肉ロースト

最後に羊肉のカレーを二杯食べた

ベアレンのビールを大ジョッキで5杯は飲んだだろうか?
神亀を2合程度…

これ以上入らない。

おくりせん

隠れ高速を行くと、下り坂の向こうに」「送り仙」が見える

「送り仙」というのは、頂上部分が平らな山である。独立峰だから、目立つ
最初「おくりせん」という名を聞いたときには、何か解らなかった。
地元の人は「おくりせん」と親しみ交えて、語った。

地元に伝わる民話には、こんな言い伝えがある
 

昔、岩手山と姫神山は夫婦だった。

        

岩手山は、育ちがよく、美人だった姫神山よりも、
遠くに見える,早池峰山にあこがれ、横恋慕をした

そこで離縁して、腰元の”お仙”に言いつけ、
「姫神山を、見えないところまで、送っていけ」と命令した

余りにも泣き叫ぶ姫神山をみて、お仙は、岩手山の見えるところに送った、
それで岩手山に、怒りを買ったお仙は、首をはねられた。

と言う,悲しくも残酷な民話である。

それで「送り仙」という名前が付いている。
ちょうど、岩手山と姫神山の中間に、ある山である

集荷は、その送り仙をグルリと回るような道順である

            

かるまい

軽米に行った、
軽米とは、”軽いコメが採れるところ”と言う地名から来たらしい
なんでも土質から、そういうことになるらしい。詳しいことは知らない

四号線を北上し、県北部の首都(?)二戸で右へ曲がる

二戸は巨岩の町である

二戸にも知人や仕入れ先があるが、時間がないので通り過ぎ、軽米に入った
ふと、どこかで見たような風景をみて
”この辺だな?”と思ったら、軽米の古里斉の家があった

別に用事はないが、顔を出し携帯で呼び出した、返事が無い
庭には、田んぼの出番を待つ合鴨が、うるさく鳴いていた

                  

仕方がないので、家を後にした…
なんでも田んぼで除草機を押していたので、
「気がつかなかった」と後から電話がかかってきた

行き先は、軽米町円子の「大黒味噌醤油」である。
ところが、いつも行くルートを違えて行ったので、迷った。
軽米の街の中を行くと、これまた見慣れた通りが出てきた。
”そうだ古舘製麺で聞けば…”
古舘製麺は、街の小さな製麺屋さんである、
創業は古いが今の親父は確か三代目だった。
四代目の息子と三代目の奥さんがいた、
「この川沿いの道を、まっすぐ道なりに…町の唯一のゴルフ場が…」と教えてくれた奥さんは
「ちいさな野菜畑に出荷があるのだけれど…、持って行きます?」と
 

大黒味噌醤油では、豆味噌「豆蔵」を作ってもらっている
来年売るための秘伝の豆を、届けに行ったのである

味噌には
豆味噌・米味噌・麦味噌と三種類ある。
 「クソミソ(ミソクソ?)」というのもあるが、それは味噌ではない
岩手県北部は、味噌玉をぶら下げて麹菌を付ける豆味噌が主流だが
今、豆味噌を造るメーカーは、ここしかない
他の味噌との豆味噌の大きな違いは、
”米味噌は米麹を、麦味噌は麦麹を使うが、豆味噌は豆麹を使う(当たり前だ)
しかし、味噌は、豆と塩と麹を使うから、豆味噌は豆全体を豆麹にする
つまり麹を作る過程が、生産工程なのである(わかるかな?)

その味噌造りが6月一杯で終わるというので、慌てて持って行った
社長は「6月いっぱいと、みんなに言っているが、工場の部分は7月も作っている」
大黒味噌醤油は、近隣の人が大豆を持ってくれば、作ってくれるのである
地域密着の食品加工メーカーである

帰りは高速に乗った
古舘製麺の荷物が要冷蔵である
弊衣破帽号では、空気の流通は良いが、温度は下がらない

いつも見慣れた岩手山とは違って、高速の八幡平から見る岩手山は雄々しい

おまけに四十四田では
 

欲しい

花壇のシャスターデージーが、大きくなって倒れかけた
     

このシャスターデージーには、驚く
昨年一つも売れなくて植えたのだが…
春先は小さな株だったのが、いつの間にかドンドン大きくなった
それが先日の豪雨で、倒れかけたのか?
あちこちで倒れるそうな株が出てきた。
成長が早すぎて、土台が出来ていないのであろう
現代の軟弱な子どものようである。(大人もいるが…)

修復をした

これできれいな花が、長く咲き続けるだろう

   

そこへ、おばさんが「この花、売っていないの?株ごと盗られて…どこを探しても無いの…」

「昨年、苗を売っていたのですが、売れなくてここに植えたのですが…」
「…」
おばさんは無言で去っていった。

そういえば、今年は売れない苗を、ここに植えた

     

これも咲いたら言われるだろうな?
「欲しい」って…

アジサイおばさん

店の土手の紫陽花が、咲き始めた

      

  

この紫陽花は、「岩泉のアジサイおばさん」が植えていったのものである
なんでも岩泉か?田野畑か?おばさんの所では、林の中一面の紫陽花畑だという

紫陽花は日陰でも、手入れをしなくても、「良い」と言うので大量に植えてもらった
もともと紫陽花は好きで、鎌倉によく行った三十代、時期になると紫陽花を尋ね歩いた物だ
ただガクアジサイがすきで、
おばさんにも「ガクアジサイだけ頼む」と言ったが
おばさんは、不服そうだった。
そのうちに隠れて丸紫陽花(?)が植えられていた。
まぁ、ところどころに見えるのも良いか?
 

咲き始めの紫陽花は、まだ色が乗っていない。
そんな紫陽花を見ながら、土手の草刈りをしていると
女性がカメラを抱え撮るポーズをして、了解を求めているのが視野に入ってきた
「いいよ!」と指でOKマークを出した。

彼女は小生ではなく、紫陽花が趣味だったらしい

森を見て木を見ず

森を見た

木が見えなかった

よく見たらあるわ!あるわ!

                

 

数日前から、梅の実を探していた。
小生の部屋の前にある南高梅の実である。
そろそろか?と思って注意深く観察していた(自分では…)

無いな?無いな?
大胆に剪定したから、今年は…
隔年結果だから、今年は…
(隔年結果=一年ごとに豊作と収量の少ない年と繰り返す性質)

と思っていたら、急に目に飛び込んできた。
頭の中で「小さな実」と思っていたので。「大きな実」が飛び込んで来なかったのだろう

魔子さまに、よく言われる
「あら〜あんたいたの?」

存在感の無い小生のようである!

月別アーカイブ : 2010年6月

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