苗の商戦も、そろそろ終盤である。
寒かったゴールディンウィークのおかげで、長く続いた今年の苗の商戦は、5月下旬頃まで続いた。
続いたのは良いが、爆発的な売上はなく、低調ながら続いたと言うことだった。

そんな5月の中旬に、依頼していた苗が二人から届いた
藤沢精悦から、ゴーヤ苗4種(島さんご・純白ゴーヤ・寿限無・太れいし)である。
仮植前の連結のポット苗である。

(農家は、種を連結ポットに植える。そして発芽して。双葉がでて本葉が展開した頃、ポットに植え替えする)
ポットに植え替えする前の連結ポット苗で、農家は、このまま畑に植えるのだが、
天気の状態や、畑の状態。また品種によっては大きくするためにさらに大きな3寸ポットに植え替える
なぜ、こんな面倒な手間を掛けるか?と言うと
発芽しない場合の土の節約・育苗ハウスの面積の節約。などなど節約と管理しやすさの為である。

もう一人、阿部幸良から、中玉トマト苗が各種届いた。
この苗は、仮植した直後の苗のようである。まだポットに十分に根が回っていない。
根がしっかりと張って、ポットの土をつかだころが、売り場に並べられるのだが…
(それを根鉢という、これが過ぎるとポットから苗を引き抜いたときに真っ白に根が回っていることがある。畑に定植するときは、この白い状態の根を取って植えないと新しい根が出てこない)

そんな二人の苗を、すこし時間を掛けるため温室において根の成長を促す
藤沢精悦のゴーヤ苗は、ポットに植え替えして…

                        

二人の苗が遅れているわけではない。
今の家庭菜園の定植が、早すぎるのである。
農家は、遅霜の恐れが無くなった時に植える。
それが、だいたい5月の20日頃、ところがその時期は田植えと重なる
田植えが終わってからら植え始めるから、6月になってからの作業となる。

それを家庭菜園は、ゴールディンウィークから始めるから、大変になる

植えたけど、枯れた
植えたままの状態で大きくならない
霜にあたって全滅した
保管していた苗に、水やりを忘れた
根が回りすぎて、そのまま成長しない
苗のまま、食べてしまった
あまりにも小さくて踏んづけてしまった
等々

それで又再び、苗を買いに走る
そこで苗屋の鴨になる
そういう図式が多いのである。

地上に出ている部分だけ観ている人が多いが、畑に植えるというのは、
根を十分に張らせるためであり、根を張るためには十分に地温が上がらないと根は張らない
いくら早植えしても、畑の地温を上げることは不可能である
見えている部分だけで判断するのではなく、見えない部分を思いやることが大事である

これは、人を見るときにも通用するのではないだろうか?

小生の見えない部分を見て欲しい。
なにも無いが…(泣)