久しぶりに盛岡南公園球技場に仕事を抜け出し、ラグビーを見に行った。
その前は、確か…、一昨年の高校の花園出場決勝戦だったと思う。
母校が、これに勝てば”3回目の花園出場”と言う試合であった。
後半まで点数的には勝っていたが、後半の後半で逆転された試合だった。

今回はIBC杯ラグビー招待試合に、従兄弟の長男が「慶応のスタメンで出場する」と言うので、出かけた
慶応のラグビーは、入学するのに特別枠が無く、鍛え上げて強くなっていくチームである。
昔から、タックルとスクラムの猛練習で有名だった。
他のチームは、高校時代からのスター選手を入学させ華やかなメンバーなのだが、慶応はそのスマートなイメージとは違い、泥臭いラグビースタイルを特徴としていた。
そして、いつも”後一歩”というところで勝利を逃すので、野球で言えば阪神タイガースのようである。(笑)
慶応ラグビー部のHPをみたら、なんと190名の大所帯である。プレーヤーだけでも、160名近くいる、
その中で、二年生でAチームに選ばれるというのは、相当なセンスと努力が認められていることだろう
従兄弟は、
「たまたまレギュラーが怪我をして繰り上がっただけだ。秋になったらレギュラーが復帰してくるから…」
というが、繰り上げる位置までに居る、というのは大変なことである。
従兄弟は、札幌に転勤になり、東京の会議にでかけ、仙台の実家から家族を連れて見に来た
「息子は、一年の時は自宅から2時間半かけて通っていたが、二年になってから合宿所に移った。全く連絡が無く、今回もホームページで試合があることを知った」
と言う。

まったく、どこの息子も一緒だ。とはいえ自分も、そのような生き方をしてきたから、息子に文句も言えない
しかし、最近は携帯メールがあるから、魔子様とは連絡を取っているようであるが…
 

        

しかし、伝統校は試合前の練習用ジャージもおそろいである。
我々のような無名校は、試合前でも、ファーストジャージーだったが…(泣)

          

       

 

相手は釜石シーウェイブスである。春の学生は、まだ切り替わったばかりで、大差で負けるだろうと思ったが
伝統の炎のタックルと、平均体重で13kgも差があるスクラムを互角にわたりあい、点数は開いたが良い試合だった
従兄弟の長男は、スクラム第二列のロックとしてフル出場した
(招待時試合なので入れ替わり自由で、出たり入ったりしていた。ちょっと興味をそいだが…)
ポジショニングが良く、ボールに良く絡んでいた、
(高校時代は第三列のフランカーをやっていたので、分かっているのだろうと思う)

「これは期待できるな、秋の対抗戦が楽しみだ」と従兄弟に伝えた。

自分のラグビー人生を振り返って比べてみると、なんとも情けない。
そもそも高校に入ったときに中学のサッカー部の仲間たちと
「サッカー部に入ろう」と思ったら、高校はラグビー部だけで、サッカー部が無かった。
しかたがなく仲間とともに、何も知らないラグビーをやるハメになった。

父に連れられて幼い頃ラグビーを見に行った記憶があるが。
その記憶では確か”一列に並んでスクラムを組んだ”ような…
「ラインアウトとスクラムを一緒にしている」のである
そんな程度の知識だった。

部員が少なく、”背が高い”と言う理由だけで一年からレギュラーになったが、
試合では、ただ上級生の言われるままに動いていただけである。
またチームは、春の高校総体があると三年生が受験勉強のため抜けるので、
秋の県民体育大会。花園予選。新人戦と、いつも下位に甘んじていた。
 ようやく県内の普通高校で初めて花園出場をつかんだのは、卒業してから6年たった後である。
 うれしくて社会人一年生になっていたが、花園まで見に行った。
 

大学では、「違うスポーツを…できたらアメリカンフットボールを…」と思っていたら
これまた、アメリカンフットボールもサッカー部も無く、ラグビー部だけだった。
入学式にラグビー部の先輩に捕まり、仕方なく入った。
「名門校(黒沢尻工業と間違えられた)からきた経験者」ということで期待されたが
一年の時は、浪人して体がなまっていたので、練習に追いつけず、躰を絞るのが精一杯だった。
地方の大学だったので、地域リーグで優勝争いに絡むのせいぜいで、全国大会とは縁がなかった4年間であった。
 

社会人になってからも、朝、出勤前に走ったり、一駅前で降りて歩いたりと体調維持に努めたが、
しょせん、やらされた激しい練習で絞った体重にもどらず、どんどんぶくぶく太るだけである。
30代で一時、地域の社会人リーグに参加したが、息が切れる、頭が先に行って足が追いついていかない
そんな、プレーをしていた

学生時代は181cm70kgの痩身長軀だったが、
還暦になろうとする今は180cm9?kgのウドの大木と化した。
毎日2?kgの人生の重荷を背負って、歩く日々である。

もういちど、溌剌と芝生のグランドを走り回りたいものだ…
と思いながら、重荷を背負って転げ回る人生という荒波のグランドである。