しつこい電話が、かかってきた。
取材の申し込みなのだが…
いやに”天とじ丼”にこだわってくる

「ヘルシーなランチの番組なのだが…コレステロールが少ない天とじ丼を…」
「コレステロールが少ないとは、うたっていない。そもそも卵は善玉コレステロールが…」
「その善玉コレステロールが多い…」
「いやそれも諸説があって…」
「その辺をなんとか…」
{とりあえず卵のコレステロールについては、調べてから…」
と取材を受けた

やってきた制作会社のディレクターは、以前からよく知ってる人だった
「あ〜あ、彼は構成作家だから…。ひとり亡くなって補充なしでやっている物ですから…
彼に、構成原稿を頼んでいるのです。今回は青龍麺を中心で行きましょう」

とあっさり「青龍麺」と「山菜天ぷら定食」の取材となった

                        

カメラマンとディレクターが店内の撮影をしている間

女子アナに声を掛ける(別に引っかけようと思っているわけではない!強調
「出身はどこ?」
「群馬です」
「群馬は、僕も住んでいた。どこの高校?」
「M女子高からG大です」(注:マゾの女子校ではありません。略して言っているのです)
「へぇ〜この前の某日本薄謝協会の記者はI女子高だった」
「彼女は、知っています」
「わざわざ群馬くんだりから、出稼ぎで…」
「アナウンサーの募集が、ここしかなかった物ですから…、生まれて初めて群馬を出ました」
「実家は、どのへんなの?」「M駅のそばです」
「あそこは寂れているね〜」「郊外にイオンなんかができて…」
「岩手はどう?」「寒いですけど良いところです」
「群馬は、夏が蒸し暑くて、冬は空っ風が強くて…」
「そうなんです。高校の時は埴輪(はにわ)スタイルで…」
「埴輪スタイル?」
「スカートの中に、ジャージ^を着て自転車に乗るんです。スカートがまくれても大丈夫なように…」
「そういえば、後輩も言っていたが”自転車で通学するのは大変だった”と…。当時はジャージーなんか下に着ないから”丸見え”だったと…」

眼のぱっちりしたかわいらしい顔をした女子アナは、息子と同じ年だという
友人とも文士劇で共演したという

そんな話をしているうちに、撮影が終わった。
放映は、今週金曜日午後5時から「楽手間」で…