もートンファミリーの穴田工場長が、納品にきた。
いつも、ついでに納品に来るのだが…
「ちょっと出張で…」「ちょっと集会がありまして…」「ちょっと荷物を引き取りに来て…」
「ワシの処は、いつもついでか?」と皮肉るのだが、彼は動じない。

「今日は、真面目に納品に来ました」と堂々と胸を張ってやってきた。
もートンファミリーは、岩泉のふるさと体験工房の中にある。

http://www.protoscience.co.jp/iwashin/mooton/

何の因果か、岩泉の片田舎有芸に大学卒業した2人が移り住みハムやをやり始めた。
当初は、旦那は花の栽培をやっていたそうだが、大雪でハウスをつぶされ
奥さんのハム工場に吸収され、工場長をやっている。
かわいいい奥さんが社長である。

奥さんは、10数年前に子宮癌に冒され、奇跡の復活を遂げた
彼女の話は、涙なしには、語れない。
その奥さんが、今東京で、後遺症のリンパ浮腫に悩む人のためのマッサージを勉強するために修行にでている
ときどき、あちこちで講演をしているようである。

そのブログが公開されている
http://blog.livedoor.jp/mooton55/

旦那が言う「家内の奴、学会の招待でモナコに行ってきたらしい」と言い
「あたしはね、マカオの付近かと思ったらヨーロッパなんですよ」と続けた。

「えっ仙台じゃないの?”モナカ”」と茶化したら
「ヨーロッパの中心ですよ」と真顔で答える
「北アフリカの地中海沿いに…」「それはモロッコ!」
「このまえ相撲取りが帰ったのは…」「それはモンゴル」
「ヨーロッパの中心と言っても、おまえは左系だから東欧が中心じゃないの?」
{いやその、ちいさな国が集まっているところで…」
「そういえば、グレース王妃が有名だな…」
「それは、私らの世代から10歳以上も上の人たちで…」
「じゃぁ〜おまえ、小柳ルミ子や南沙織。天知真理を知ってるか?」

「……」

他愛のない2人の会話がいろり端で続いた

[お〜い佐和子!はやく岩手に戻ってこい。また一杯やろうぜ!」