今日、でかい男が「お寺さんからの紹介で…」と言って来た。おまけにひげ面である。
なんでも「食に関心がある}という。そして「どのような菌が効果があるのか?」と言う。

”いったい、なんだこの男は…”と思いながら、話を聞いていると、どうやら工務店もだめなので農業をしたいという話らしい。
実家は県北の農家で、「農地は人に貸しているが一部分を、今年から耕作できそうだ。」と言う。
「蕎麦や大豆や小豆を無農薬でやりたいが、高く売れないと言われる」という。あちこちで、だいぶ聞きかじっているようである。
「蕎麦は、そもそも農薬なんかかけないよ」「ひょえ〜」
「大豆は無肥料だ」「ひょえ〜」
「今流行のEM菌なんて菌は存在しない」「ひょえ〜」
「微生物には好気性菌と嫌気性菌があって…」「ひょぇ〜」

いちいち驚いてくれるのでこちらも調子に乗ってついつい1時間も話をしてしまった。
いい加減な事を教える輩が多い。自分が儲けるために話をするのだろうが…
「肥料も農薬も掛けないのならそれでも良いが、種はどうする。最近はF1しか売っていない」
「固定種を、どこかで見つけられないでしょうか?」と聞くので
「うちで種も苗も、売っているが…」「ひょぇ〜」

今の種は、ほとんどがF1という一代交配種であり、種採りしても同じものが出来るとは限らない
せっかく種採りしても、親の親の性質が出てきたり、曾祖父の性質が出てきたりで同じものが作れない・
しかし、何代も自家採種しているとだんだん性質が固定化してくる、それで栽培している人もいる。
種のことまで考える人は、いないのが普通である。
最近の風潮で「甘くて柔らかいもの」をつくれば虫もよってくる。人間と一緒だ。
そういう品種改良をしている限り、農薬は必要になってくる。
無農薬でやろうとしている人には、固定種は不可欠である。
そんな固定種を扱っているのが「たねの森」である。残念ながら種採り圃場は海外が多いが…

そのたねの森の種を並べた

                                                               

並べられないものは取り寄せである。種を買っても育苗が難しいものは、苗で予約を受け付ける
 

ひげ面の大男は、「これで種の問題は解決した」と嬉しそうに帰って行ったが…
「軌道に乗るまでは5年ぐらいかかる。一年目は…二年目は…」と言って話していったが…
毎年気候が変わることを計算していない。大丈夫だろうか?

たねの森 http://www.geocities.jp/tanenomori1/